納豆の健康効果や美容効果が高い理由のひとつに、納豆だけが持つナットウキナーゼという成分があります。

ナットウキナーゼを含有している納豆だからこそ、様々な効果や効能を実感することができますが、そもそもナットウキナーゼとはどんな成分なのか?

実際にナットウキナーゼが持つ血栓溶解効果について、どの程度のレベルなのかを解説します。

ナットウキナーゼは須美洋行教授が1980年代に発見した成分!

ナットウキナーゼと言えば、納豆の健康効果を支える重要な成分で、1980年代に須美洋行教授がシカゴ大学の研究室で発見し、1986年に発表した成分。

納豆にしか含まれておらず、そのすぐれた血栓溶解効果が世界的にも知られています。

須美洋行教授は、現在は倉敷芸術科学大学に勤務されており、国内外の納豆関連のイベントにも引っ張りだこの状態。

納豆はなんとなく健康によい日本の国民食から、科学的な根拠がある効果を実感できる食材に変わったのも、ナットウキナーゼのお陰。

そんなナットウキナーゼは、納豆のネバネバの部分に含まれている成分で、血栓を溶かす効果がある酵素のこと。

医療用のウロキナーゼという血栓溶解効果がある薬剤から、名前の一部を取ってナットウキナーゼと命名されています。

ナットウキナーゼの血栓溶解効果は、ウロキナーゼよりも優れている?

医療現場で血栓溶解剤として使用されているのが、ウロキナーゼ。

ウロキナーゼは点滴の形で投与し、患部にできた血栓を徐々に溶かしていく効果を発揮します。

例えば心筋梗塞の症状で、重篤な状態にある患者さんに投与するウロキナーゼの分量は、20万IUという単位。

実はこれだけ大量のウロキナーゼを投与するのには、20万円ほどの費用が必要になります。

しかし、ナットウキナーゼでこの量のウロキナーゼと同じ効果を発揮するには、僅か100gの納豆で良いと考えられています。

実際に実験では、人工的に作り出した血栓に対する溶解効果はナットウキナーゼの方が優れており、その効果だけではなく、長時間に渡って効果を発揮することも確認。

ウロキナーゼは血液中の半減期が4〜20分なのに、ナットウキナーゼは4〜12時間も効果が持続することがわかっています。

かなり個人差がありますが、明らかにウロキナーゼよりもナットウキナーゼの方が長時間効果が持続することがわかっていますので、非常におすすめの成分。

ナットウキナーゼの血栓溶解効果を時間するには、夜ご飯に納豆を食べるべき

ナットウキナーゼが持つ血栓溶解効果を、最も効果的に実感したいのなら、朝ごはんではなく、夜ご飯に納豆を食べるべき。

特に高血圧の人や、心筋梗塞や脳梗塞の心配がある人は、夜に納豆を食べるようにしましょう。

その理由は、心筋梗塞や脳梗塞を発症する危険な時間帯が早朝(午前3時〜午前5時)にかけてだから。

先ほど紹介したようにナットウキナーゼの効果が持続するのは、4〜12時間。

最も心筋梗塞や脳梗塞が発生するのが、早朝なのでその時間帯に効果を発揮するように食べるのが一番ですよね。

もちろん、夜ご飯だけではなく、朝食と夕食の1日2回。納豆を食べるのもおすすめです。

一般的に販売されている納豆は、1パック50gなので、その効果を実感する100gには、2パックの納豆が必要だということ。

だから朝食と夕食の2回に分けて納豆を食べると、持続時間の長い人なら終日、血栓溶解効果を発揮してくれるというわけ。

そうすることで、心筋梗塞や脳梗塞のリスクや不安から開放されますので、非常におすすめですよね。

納豆菌は熱に強いが、ナットウキナーゼは熱に弱いので、調理法は考えうよう。

ナットウキナーゼの持つ効果をしっかり実感するためには、加熱調理をせずに食べる方法がおすすめ。

納豆菌が非常に耐熱性が高いことは有名な話ですが、ナットウキナーゼはそこまで耐熱性が高くない事がわかっています。

一般的には、70度を超えるとナットウキナーゼの活性が低下すると言われていますので、ナットウキナーゼの持つ効果を実感したいのなら、加熱調理はしないこと。

温かいご飯に納豆をかけて食べるか、そのまま食べる。

これが最もナットウキナーゼの持つ効果を実感できる簡単な調理方法です。

納豆の健康効果が注目されていることで、様々なレシピ本や調理方法が紹介されたサイトがありますが、納豆はシンプルに食べるのが一番。

手間ひまかけてわざわざ納豆の持つナットウキナーゼの効果を低下させたり、ビタミン類やミネラル類の栄養価を低下させる必要はありません。

納豆には様々な栄養素が含まれていますが、ビタミンAとビタミンCだけが不足しています。

だから納豆にネギを刻んで入れるのが効果的。

それをごはんにのせて食べると、アミノ酸のバランスも良くなって、非常に優れた栄養源になります。

血栓溶解効果の高いナットウキナーゼの効果をしっかり実感するためにも、余計な手間をかけずに、薬味を加えるくらいの簡単な調理方法で食べるようにしましょう。