納豆といえば、ナットウキナーゼという人も多いですが、納豆にはレシチンも豊富に含まれています。

実際の納豆のレシチン含有量が、どのくらいなのか知っていますか、またレシチンの身体に対する効果とは?

肝臓や肝機能、血液に与える効果が凄いと話題のレシチンですが、納豆を食べることでどのようなメリットがあるのかを紹介します。

納豆に含まれるレシチンの効果と体内に占める割合とは?

納豆の健康効果は、ナットウキナーゼによるものだけではなく、レシチンという成分も含まれていることを知っていますか?

レシチンとは、生命体の基礎物質とも言われるほど、細胞の中で重要な働きを行っています。

人間の身体には、60兆個もの細胞があると言われていますが、実はその全ての細胞にレシチンが必ず含まれていることを知っている人はあまりいないでしょう。

その結果、体重の100分の1ものレシチンを全身に含有していることになり、60Kgの人の場合には、600gほどのレシチンを含有していることに。

それだけ大量に体内に含まれていることからも、レシチンが人間が生きていく上で必要な成分であることが分かります。

レシチンの正式名称は、リン脂質。

核になるグリセロールに、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、リン酸やコリン、イノシトールなどで構成されています。

大豆のレシチン含有量は食材No1で、およそ100g中に1480mgものレシチンを含んでいます。

そして大豆よりも納豆の状態のほうが、レシチンの吸収率が高いと言われていますので、より効率的にレシチンを摂取する事ができるのが、納豆というわけ。

では実際にレシチンには、どのような効果があるのかを次の項目から紹介します。

レシチンがコレステロールや中性脂肪の除去に役立つ

レシチンは、コレステロールの溶解性に関係する成分なので、血液中のコレステロールや中性脂肪を除去する作用があります。

体内でレシチンが不足すると、動脈硬化や悪玉コレステロールの増加リスクが高まります。

レシチンの乳化作用が悪玉コレステロールをさらに除去する

乳化作用がある成分はレシチン以外にもありますが、レシチンの乳化作用は独特な作用を発揮します。

乳化作用とは、油の分子を細かく分断させて水と混ざりやすくする作用。

悪玉コレステロールは、血液中に存在する非常に溶けにくい脂肪の一種ですが、レシチンの乳化作用が細分化に役立ち、除去効果を高めます。

しかもレシチンは、血液中の悪玉コレステロールだけではなく、細胞内や血管壁に付着した悪玉コレステロールにも作用して、体外への排出をサポートする効果も。

レシチン肝臓機能の正常化や機能改善に役立つ

レシチンは、肝臓内に溜まった脂肪の代謝を促進するだけではなく、肝臓内に脂肪が蓄積されるのを予防する効果があることで、肝脂肪や肝硬変の予防や改善に役立ちます。

さらにレシチンが悪玉コレステロールの低下や血栓を溶かす作用を発揮することで、肝臓内の血流をアップ。

細胞内の脂肪排出に役立つだけではなく、脂溶性の性質なので肝臓内の細胞に栄養素を搬入する作用もあり、肝臓機能の改善や正常化に役立つ効果を発揮します。

レシチンは脂溶性の性質なので、吸収や排出に影響を与える。

レシチンの性質は脂溶性なので、ビタミン類で言えば、脂溶性のビタミンAやビタミンEの吸収を促進したり、脂肪の代謝を正常化させる作用があります。

レシチンは血糖値の低下に役立つ

レシチンには血糖値を低下させる作用があるので、糖尿病の予防に役立ち、さらに肝臓機能の維持や正常化に効果的に作用します。

レシチン不足し、レシチン欠乏症になると体調が悪化する

最初に説明したとおり、レシチンは体内にある全ての細胞に存在する、人間の基礎物質ですので、不足することにより様々な不調が起こります。

真っ先に起こるのが、皮膚の状態の悪化から始まる体全体の機能低下。

その後、肉体疲労や精神疲労が強くなり、慢性疲労の状態になって風邪をひきやすくなります。

レシチンからアセチルコリンという神経伝達物質が作られることもあり、レシチンが不足するとアセチルコリンも不足し、頭がぼんやりしたり、すっきりしない状態に。

そして記憶力の低下が起こり、認知症の症状が出ることもあります。

個人差がありますが、頭痛や不眠、動脈硬化や老化、悪玉コレステロール値の上昇など様々な不調を引き起こすことも。

レシチンの摂取推奨量と日本人の平均摂取量は?

レシチンの1日の推奨摂取量は、実は日本では決められていませんので、アメリカの基準を例に紹介します。

アメリカでは、レシチンを供給源とするコリンの推奨摂取量は決定されており、成人女性なら1日425mg。

日本人の平均的な食事量から推測すると、1日300mgは摂取できていると思われるので、125mgのレシチンが不足することに

最初に説明したとおり、大豆のレシチン含有量は100gで1480mgなので、納豆50gを摂取していれば、ある程度補えることがわかります。

実際にはレシチンからコリンに変換されるなど、増減する部分はありますが、レシチンの摂取源としての納豆の価値は非常に高いことがわかるでしょう。

普段の食事に納豆を食べることで、細胞レベルで健康になることができますので、レシチンの効果を最大化してくださいね。