ガン抑制効果やガン予防効果が、大豆製品である納豆の成分にあるという噂がありますが本当なのでしょうか。

実際に大豆製品の納豆に含まれている成分で、ガン細胞に対する抗菌作用や抑制作用を発揮する成分があるのか徹底検証。

日本人に死因原因のトップであるガンに対する、納豆の持つ優れた効果を紹介します。

納豆菌の持つ発ガン性抑制効果を確認した実験結果がある。

これはまだ明確に検証されていない基礎研究段階の情報ですが、納豆菌を活用することでガン細胞の生育を抑制する効果が確認されています。

昭和42年に行われた金沢大学薬学部の亀田幸男教授が行った、マウスのがん細胞に対する納豆菌の実験。

マウスの皮下(左右鼠蹊部)にエールリッヒ腹小癌を移植して、その2〜3日後に納豆菌を右鼠蹊部に注入したマウスとなにもしないマウスでのガン細胞の変化を確認。

納豆菌を投与したマウスの右鼠蹊部には、ガン細胞が全く無いか、もしあっても左鼠蹊部の半分以下という状態だったので、ガン細胞に対する抑制効果があると判断。

その納豆菌をKMD1126と名付けたものの、現時点でもその本体を解明できていません。

当時はこのニュースが非常にセンセーショナルな治療法として期待できるかもと、新聞やニュースでも話題になりましたが、現時点では未解明ということもあり実用性が低いのが実際の話。

人間の細胞がガン化するのは環境要因と活性酸素

実は日本人の死因トップであるガンは、8割が環境要因が原因で発症すると言われています。

どのような生活習慣を送っているのか?どのような食習慣なのか?ストレスの状態は・・・などの日常生活の中に細胞がガン化する原因があるというわけ。

とりわけ、環境要因の中でも活性酸素の増加をきっかけとして、ガン細胞が発生することに。

人体の中に活性酸素が増えるのは、

  • 放射能を大量に浴びた時
  • 紫外線を大量に浴びた時
  • 喫煙習慣や過度な飲酒
  • 農薬や添加物まみれの食事を食べた時
  • 水道水の中の塩素化合物を摂取した時

などだと言われていますが、通常の呼吸でも全体の2%の酸素が、活性酸素になると言われていますので、普段から活性酸素には注意が必要です。

ただ活性酸素には、体内に侵入してきた雑菌や細菌を除去する作用もあるので、活性酸素が全くない状態というのも、それはそれで問題。

いずれにしても、活性酸素が正常な細胞の遺伝子を傷つけることが、細胞がガン化するきっかけなので、大量に活性酸素が発生する状況は避けるようにしましょう。

納豆に含まれる大豆のサポニンも抗癌作用を発揮する

大豆製品である納豆には、大豆のサポニンも豊富に含まれています。

サポニンは、血管内に付着した不要な物質を除去して血管内を掃除する作用や、肝臓や血液中のコレステロール値を低下させる作用を発揮。

実際にサポニンのこの作用に関しては、東北大学農学部の大久保一良教授が行った、「抗変異性試験」でも、正常細胞がガン細胞になるのを抑制することが確認されています。

サポニンは水溶性の性質で熱にも弱いこともあり、豆腐や湯葉、煮豆よりも生の大豆や納豆で食べることが、最も大量に摂取できる方法。

納豆のイソフラボンが乳がんや前立腺がんを予防する

大豆製品である納豆には豊富な大豆イソフラボンも含まれており、100gの納豆で50mgものイソフラボンを摂取することができます。

この50mgというイソフラボンの分量は、アメリカでのがん予防のための必要量。

イソフラボンには、悪玉コレステロールが酸化するのを予防する作用があり、その結果血管の老化を抑制することができます。

さらに大豆イソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンと同様の作用があることで、女性の乳がん予防、男性の前立腺がんの予防に役立つ効果が期待できます。

アメリカ人よりも納豆などの大豆製品をよく食べる日本人は、前立腺がんの発病率が15分の1程度と非常に少ない状況。

他にもある納豆菌や大豆の持つ抗癌作用とは?

アメリカでは、抗ガン剤のひとつとして「セレン」が採用されています。

これはアメリカでガン患者と非ガン患者を比較した際に、ガン患者の血液内ではセレンの含有量が極端に少なかったから。

だからセレンを抗ガン剤として補給することで、ガン細胞を抑制する効果を期待していますが、実は大豆には、セレンも豊富に含まれています。

またガン治療の現場で使用されているインターフェロンですが、1987年の東京医科大学の研究で、納豆菌にはインターフェロンを作り出す作用があることも確認。

これらの多くの実験や成分の効果、確認されている事実から大豆製品である納豆を食べることで、ガン細胞を抑制できたり、ガンの予防に役立つ効果が期待されています。