納豆には、非常に優れた抗菌効果や殺菌効果があることがわかっており、様々な病原菌の攻撃から身体や健康を守れると言われています。

実際にどのような病原菌や雑菌に対して、その殺菌作用を発揮できるのか、過去に確認されている情報を紹介。

この殺菌・抗菌効果を知っておくことで、健康に過ごすことができるようになりますので、納豆を普段の食事に取り入れましょう。

納豆の殺菌・抗菌効果を実際に病院での治療に使っていた時期もある。

これは戦前の海軍で実際に行われていたことで、赤痢やチフスなどの伝染病の患者さんに行われていた治療行為。

5ヶ月間もパラチフス菌を排泄していた保菌者に対して、納豆療法を実践したところ、短時間で排菌することができたという報告があります。

これは海軍医誌や北大医誌に、その論文が掲載されていることからも確認可能。

実際に納豆には、病原菌に対する抗菌作用があり、チフス菌や赤痢菌、病原性大腸菌O-157を抑制する効果があることが報告されています。

納豆菌が生産するジピコリン酸の効果で、病原性大腸菌への抗菌効果があることも証明。

さらに納豆の胞子が小腸で発芽することで、病原性大腸菌やサルモネラ菌に対する抗菌作用を発揮することも証明されていますので、ぜひ普段から摂取したいところ。

納豆を普段から食べると、O-157にも感染しにくくなる

1998年の病原性大腸菌O-157の大流行の際に、納豆を普段から食べているのかどうかで、感染するかどうかという部分に大きな違いが出ることが証明されました。

納豆を週1〜3回食べる子供と、3回以上食べる子供では、O-157の保菌者も感染者にも大きな違いが。

実際にシャーレ上の培養結果でも、納豆菌の有効性が証明されています。

  • 病原性大腸菌O-81:4日で死滅
  • 病原性大腸菌O-111:4日3分の1に
  • 病原性大腸菌O-157:4日で死滅
  • 病原性大腸菌O-144:3日で死滅

これは納豆に含まれるジピコリン酸の抗菌作用のおかげ。

しかも納豆は抗生物質がない時代に、日本では食中毒に効果的な食材だと民間療法でも使用されていたもの。

実際に納豆に含まれる成分に、どのような抗菌作用が期待できるのかを次の項目で紹介します。

納豆の抗菌・殺菌成分として効果的なものとは?

ここからは納豆に含まれている成分の中でも、抗菌作用や除菌作用があるもの、効果的に免疫力を高めてくれる成分を紹介します。

リゾチーム

リゾチームは、口内炎の治療薬にも使われる、病原性溶解酵素。

納豆菌

納豆菌は、病原性大腸菌O-157 、サルモネラ菌などに対して優れた抗菌作用があります。

ジピコリン酸

ジピコリン酸は、病原菌の増殖を抑制する効果があるので、優れた抗菌作用を発揮。

タンパク質

納豆に豊富に含まれる良質なタンパク質は、免疫力を高めたり、身体の重要なエネルギー源として使われます。

ビタミンB1

納豆のビタミンB1は、糖質をエネルギー化して、体力や免疫力を高める作用を発揮。

ミネラル

納豆の亜鉛やマグネシウムは、病原菌と戦うために体内でのパワーを補給。

イソフラボン

納豆のイソフラボンは免疫力を高める作用があり、殺菌作用やウイルスに勝つ抗菌作用がある。

レシチン

納豆のレシチンは、病原菌と戦ったり免疫情報を全身に伝える作用、細菌が作り出した有害物質を無害化する作用を発揮。

サポニン

納豆のサポニンには、血液中の脂肪成分を減少させ、免疫細胞の活性を高める作用がある。